御所南|古都の面影とモダンな感性が共存する街

京都の街を歩きながら、町の歴史や建築、人々の暮らしをたどるマガジン。第一弾となる今回は、京都御苑の南に広がる御所南エリアをご紹介。


京都御苑から少し南へ。京都の中心部にありながら、大通りから一本入れば、街は驚くほど静かになる。町家や古くから続く老舗の間に、小さなコーヒーショップや雑貨屋がぽつぽつと現れ、古いものと新しいものが無理なく同じ風景の中に収まっている。

地下鉄に乗れば、四条烏丸や京都駅へもすぐの便利な立地ながら、それでいて、すぐそばには京都御苑。少し東へ足を延ばせば鴨川や東山の自然にも触れられる。便利だから、というだけではなく、日々の暮らしの中で京都ならでは四季折々の景色を感じられることも、御所南で暮らす大きな魅力だ。

鴨川デルタ。夏は涼をとる人々でにぎわう。
寺町通。御池を南に下れば活気あふれる商店街。

このあたりを歩いていると、京都という街が長い時間をかけて出来てきたことを肌で感じる。

南北に延びる寺町通もそのひとつだ。豊臣秀吉が市中に点在していた寺院をこの一帯へ集めたことから、その名がついたとされている寺町通は、今も通りを歩けば寺院が点在し、400年以上前のまちづくりの痕跡が、何気ない日常の風景の中に残っている。

寺町通に面する革堂(行願寺)。西国三十三所霊場の第19番札所。
下御霊神社。境内には湧き水があり、地域の人々にも親しまれている。

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